セミナー「東アジア結合企業法制の現代的諸問題」
実施の概要 | |
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日 時 | 2011年12月3日~2011年12月4日(2日間) |
場 所 | 一橋大学マーキュリーホール(国立東キャンパス・マーキュリータワー7階) |
総合司会 | 酒井太郎(一橋大学准教授) |
セミナー開催の目的 |
企業結合法制に関する日中韓3カ国の法制、理論そして実務を、①各国特有の政治的・経済的法的制度条件が具体的制度の形成とその内容に及ぼす影響、②債権者保護および株主権保護の政策的意義付けと制度上の実現アプローチ、③競争促進政策と企業競争力強化という相対立する視点から見たときの結合企業法制の評価という論点設定の下、比較考察する。そして、英米法と大陸法の双方に期限を有する企業結合法制が東アジア3カ国において継受された後、どのように独自のまたは類似の制度展開を果たしていったかを究明する。 本セミナーは、日本学術振興会の支援事業「アジア研究教育拠点事業」の一環として実施されるものです。 |
進 行:〔12月3日〕10時~17時35分
開会挨拶(村岡啓一・一橋大学大学院法学研究科長)
基調報告「日本における企業結合法研究の沿革と背景」(野田博・一橋大学教授)
共同報告「日中韓における企業結合関係形成の手法」
(布井千博・一橋大学教授:代表報告者/楊東・人民大学副教授/権鐘浩・建国大学教授)
- 共同報告に対するコメント(射手矢好雄・一橋大学教授・弁護士)・質疑応答
Session 1 「独禁法による企業結合規制をめぐる現状と課題」
- 日本法の視点から(山部俊文・一橋大学教授)
- 中国法の視点から(王宗玉・人民大学教授)
- 韓国法の視点から(鄭大根・釜山大学教授)
- 3報告に対するコメント(平川幸彦・明治学院大学教授)・質疑応答
Session 2 「企業結合形成過程のルール(公開買付規制・買収防衛策規制)のあり方と今後の展望」
- 日本法の視点から(仮屋広郷・一橋大学教授)
- 中国法の視点から(董安生・人民大学教授)
- 韓国法の視点から(金弘植・安東大学教授)
- 3報告に対するコメント(徳本穰・筑波大学教授)・質疑応答
進 行:〔12月4日〕9時~12時35分
Session進 3進 「企業結合と会社債権者の保護」
- 日本法の視点から(髙橋真弓・一橋大学准教授)
- 中国法の視点から(王欣新・人民大学教授)
- 韓国法の視点から(金二洙・釜山大学副教授)
- 3報告に対するコメント(尾関幸美・成蹊大学教授)・質疑応答
Session進 4進 「企業結合における株主権の保障」
- 日本法の視点から(酒井太郎・一橋大学准教授)
- 中国法の視点から(劉俊海・人民大学教授)
- 韓国法の視点から(姜大燮・釜山大学教授)
- 3報告に対するコメント(周剣龍・獨協大学教授)・質疑応答
お問い合わせ・お申し込み
参加は無料です。
なお、会場準備のため、参加ご希望の方は、
(1)お名前(ふりがな)(2)ご所属(3)連絡先
を下記メールアドレスまでお知らせください。《締め切り:11月28日(月)》