SIGMAオンライン講義

■SIGMAとは

SIGMA(The Societal Impact & Global Management Alliance)とは、2016年に発足した新たなグローバル大学連携です。世界各国から9つの大学が参加しており、参加校は共通してマネジメントやビジネス分野における世界トップレベルの大学です。SIGMAを通じて、大学間での研究・教育面での交流や連携を図っています。

 

【 参加校(9大学)】

Copenhagen Business School (Denmark)
Esade Business School (Spain)
FGV/EBAPE (Brazil)
Hitotsubashi University (Japan)
Renmin University of China (China)
Singapore Management University (Singapore)
Université Paris Dauphine-PSL (France)
Universität St. Gallen (HSG) (Switzerland)
WU Wien (Austria)

 

■Managing the SDGs 
-SIGMA global active learningについて

2019年から開講した、SIGMA連携大学によるオンライン・アクティブ・ラーニング型の講座です。この講座はSDGsとビジネスの二つのテーマを軸にしています。
“SDGs”とはSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称です。2015年に国連サミットで採択されたもので、2030年までの15年で達成するために掲げた17の目標で構成されています。目標の内容は、貧困や教育、エネルギー問題やジェンダー格差の課題など、多岐にわたるものとなっています。この講座では、全体を通してビジネスにおけるSDGsのこれからの在り方について学びます。

 

 

〇講義+グループワーク

この講座は、講義とグループワークという2つの学びから構成されています。

1.講義

講義を受講する際には、Courseraというオンラインバーチャル授業システムを利用し、各個人のペースで受講します。講義は合わせて7回ほどあり、それぞれのSIGMA加盟校の教授が教鞭をとります。講義を聞いた後では、Coursera上で小テストを受け、知識の定着を確認します。

 

【 講義内容(2019年度例)】

 

Module 1:Global Virtual Teamwork
Module 2:
What are the SDGs? Origins and prospective
Module 3: From Social Problem to Business Model
Module 4: Responsible Global Leadership
Module 5: Anti-corruption Scheme in the Context of SDGs
Module 6: From Carbon Risk to Clean Energy Business
Module 7: Partnerships for gender equality in business

2.グループワーク

この講座では、オンライン講義の受講と並行しながらグループワークも進めます。グループは4~5人ほどの少人数制で、各国の参加大学の学生から構成されます。グループワークでは、企業研究を行い、最終的には研究成果を発表する短いプレゼンテーションビデオを作成します。企業研究では、SDGsの取り組みで成果を出している企業を選び、その取り組みについて調べたり、評価をしたり、より良い案を提案したりします。学生は、定期的にグループでのビデオ通話による話し合いの場を開いたり、SNSを通してメッセージのやり取りを緊密に行ったりしながらプロジェクトを進めます。また、グループにはそれぞれ顧問の教授がつき、グループワークを円滑に進める手助けや、適切なアドバイスをしてくれます。

 

 最終プレゼンテーション動画の様子

【企業研究の例】
IKEA・GAP・Citi bank ・H&M ・LEGO・Ben & Jerry’s ice-cream等
*Source: SIGMA CaseCast 2019_20(https://padlet.com/johanna_warm/CaseCast

 

また、コースの開講日と最終日には全体でのフォーラムもオンライン上で開催されます。このバーチャル講座には世界各国の大学から全体で100人ほどの学生が参加しており、全体フォーラムでは一堂に会します。最終フォーラムでは最も優れたプレゼンテーションビデオが発表されたり、他のグループの成果発表を聞けたりします。このようなフォーラムでは、バーチャル授業でありながらも一体感を感じることができます。

〇この講座の魅力について

Managing the SDGs-SIGMA global active learningでは、グローバル連携授業だからこそ学べることが多くあります。

 

① 世界トップレベルの大学による講義
ビジネス分野における世界トップレベルの大学による講義を聞くことができます。内容はビジネスを扱いますが、高度な知識を前提とするものではないので、どの学部生でも問題なく履修が可能です。

 

② 国際的コミュニケーションの体験
グループワークでは国際的コミュニケーションを体験することができます。多様なバックグラウンドをもつ世界の学生とグループワークができることはSIGMAならではの魅力です。

 

③ バーチャル型講座の体験
この講座では、オンラインでのバーチャル型の講座を体験することができます。新型コロナウイルスの影響で、オンラインコミュニケーションの重要性が増している今、SIGMAでの体験はオンライン連携の可能性を体験できる貴重な機会となります。

 

〇2020年度シラバス

 

 
ウィーン経済大学のウェブサイトに2020年度の詳細なシラバスが掲載されております。