一橋大学グローバル・ロー研究センター国際セミナー「中国『一帯一路』における新たな法的実務の課題をめぐって」が開催されました。

一橋大学グローバル・ロー研究センター国際セミナー「中国『一帯一路』における新たな法的実務の課題をめぐって」が開催されました。

  2018年1月23日、一橋講堂にて一橋大学グローバル・ロー研究センター国際セミナー「中国『一帯一路』における新たな法的実務の課題をめぐって」が開催されました。

 

  同セミナーは中国・上海の錦天城弁護士事務所との共催で行われ、同所の高革慧弁護士、呉征弁護士そして洪一帆弁護士から、「一帯一路」が進められていく中で中国企業が直面している法律問題をご紹介頂くとともに、同所を始めとした中国の法律実務関係者がその予防と解決のためにどのような役割を果たしているかをご紹介頂き、今後「一帯一路」に関わりを持ちうる日本企業に向けた提言を頂くことができました。

 

 また同セミナーでは、日中双方でご高名な上海交通大学法学院院長の季衛東教授に基調講演を頂くとともに、「一帯一路」への欧州ひいては世界的な視点について、同院のMatthias Vanhullebusch副教授にお話を頂きました。いずれも、日本では意識しにくい角度から、同政策による変化の意味又は可能性について解説する貴重な内容であったと言えるでしょう。

 

 会の最後に、本学中国交流センター代表である青木人志教授が、本セミナーの総括を行いました。セミナー全体を通じて、「新時代」における日中の関係の変化、とりわけ法実務における協力の変化が「一帯一路」に象徴的に現れていることが深く感じられた、ということができるでしょう。会には多くの企業・法務関係者にご出席頂いたことも、付け加えておきたいと思います。

 

上海交通大学HPの記事
http://law.sjtu.edu.cn/Detail19294.aspx

 


セミナー登壇者

 


会場の様子