法学研究科 中西優美子教授がポワティエ大学(フランス)で「比較法連続講義」の第1回を担当しました。(2022年9月23日)

法学研究科 中西優美子教授がポワティエ大学(フランス)で「比較法連続講義」の第1回を担当しました(2022年9月23日)

 9月23日に、法学研究科の中西優美子教授(EU法)が、ポワティエ大学で、「フランスと日本における水質保護―比較的考察」と題する大学院(日本の修士課程に相当)の講義※を、同大学のクレール・ジョアキム助教授(公法、比較法)と共同で担当しました。これはジョアキム助教授が企画した「比較法連続講義」(オンライン講義シリーズ)の第1回で、中西教授は日本からオンラインで参加しました。

 法学研究科は、2016年10月より、ポワティエ大学法学部・社会科学部と、部局間の学術交流および学生交換協定を締結しています。「比較法連続講義」は、研究機関「法学研究と法的国際協力に関する学際的センター」(CECOJI)の研究会を兼ねており、博士課程の学生や教員が出席することもあります。当日は、客員教授としてポワティエに滞在していた法学研究科の長塚真琴教授も、オンラインで参加しました。

 講義では、最初にジョアキム助教授から、日本法が、比較法的には慣習法と欧州大陸法との混合法とされていることが説明されました。その後は2人の教員が、宗教における水の位置付けに始まり、近年の水質汚染防止のための法整備に至るまで、両国を比較しつつ講義を進めました。多数の履修者が熱心に聞き入り、チャットで質問をしていました。

 

詳細はこちら(フランス語)

※この講義に基づく仏語論文が、外国語紀要「Hitotsubashi Journal of Law and Politics」に掲載される予定です。