2019年度法学部講演会「『司法過疎問題』への挑戦」を開催しました。(2019年5月7日)
2019年度法学部講演会 「『司法過疎問題』への挑戦」を開催しました。(2019年5月7日)
福島県いわき市の浜通り法律事務所に所属する松本三加弁護士と藤健太弁護士のお二人をお招きして、5月7日(火)、西本館21番教室において、法学部講演会「『司法過疎問題』への挑戦」を開催した。お二人は、本学法学部の卒業生である。
松本弁護士は、学生時代から2000年の弁護士登録、2001年から2年間の「紋別ひまわり基金法律事務所」初代所長としての勤務、2006年から7年のアメリカ留学、2010年の浜通り法律事務所の開設を経て、現在に至るまでのご経験を振り返りながら、司法修習中に「司法過疎問題」を発見し、それに正面からチャレンジしてきたこと、その楽しさとご苦労、やり甲斐と喜びを活き活きとお話しされた。
藤弁護士は、学生時代から法科大学院時代、3年間の弁護士経験を辿りながら、福島県やいわき市における原発事故をめぐる法的援助の現状、課題などについて、「たいへんさもあるが、やり甲斐があり本当に楽しい」と話しされた。
お二人のお話しから、参加した学生たちは、これまで知らなかった弁護士の仕事の広がりを知るとともに、困難な問題を発見したら、逃げずに、その解決に向けて取り組むことの大切さを感じ取ったようである。
松本 三加 弁護士
藤 健太 弁護士