
博士課程のなかに、以下の3つの授業科目を設けます。
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Legal Research and Writing
主として英語による文章表現能力を高め、
自分の研究成果を英文で発信できるようにし、
できれば在学中に海外で一つ研究論文を発表できることを目指します。
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Oral Communication Skills
毎回、参加する大学院生、本学教員その他ゲストスピーカーが
各自の研究内容を英語で報告、そして、他の者と英語で議論します。
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Teaching Law and Legal Culture
法、とくに日本法と法文化を英語で講義する能力を育成し、
国際的に教育活動が行える能力の育成を図ります。
いずれも、単なる一方的な講義でなく、実習あるいは実践とも言うべき授業形態で行います。
また、その能力を展開するため、短期海外留学も予定しています。

2006年度中に、博士課程学生を中心とする日本の若手法学研究者とヨーロッパの若手法学研究者の間で
カンファレンスを開催します。互いに研究成果を英語で発表し、インターアクティブな議論を行う予定です。
また、博士課程学生には、論文を海外のジャーナルに投稿することも奨励します。

プログラム終了の2006年度末までに、日本法について網羅的かつ(外国人にとって)わかりやすい書籍の出版を目指します。法学研究科のスタッフを中心として刊行された『日本法への招待』(2004年、有斐閣)を基に、その後の法改正を踏まえて内容をアップデイトすると同時に、海外向けの出版物という視点から抜本的な見直しを図ります。 |