森村進「契約論的道徳の検討:ナーヴソンを中心に」
報告要旨:
「道徳の原理は、すべての行動を指図するための原理であって誰もが受け入れることが理にかなっているようなものである」という契約論(contaractarianism)的正義論の発想はロールズの『正義論』以後の倫理学・政治哲学の世界で有力になってきたが、現代カナダの哲学者Jan
Narvesonは契約論によってリバタリアニズムを正当化しようとする興味深い試みを行っている。この報告では彼の議論を紹介し、それがどの程度成功しているかを検討する。
報告レジュメ 報告記録
ディスカッション
|