2007年4月1日

「法の継受」と「共通法の形成」を考える自主研究会へのお誘い

呼びかけ人: 水林彪・青木人志

 日本法は、ヨーロッパの国々の法、中国や韓国の法、はたまたアメリカ法と、どのような相互作用の歴史をもっているのでしょうか。 それらの国や地域の法の内容や運用は、どこが同じで、どこが違うのでしょうか。 EU統合が進むなかで、ヨーロッパの国々の法は、現在どこまで統一されてきているのでしょうか。 将来、東アジア地域にも共通法が形成される可能性はあるのでしょうか。
 こういった問題、すなわち、広い意味における「法の継受」や「共通法の形成」に関心のある人が、 専攻分野や教員・学生を問わず自由に参加できる研究会を作りませんか。

<「法継受・共通法研究会」(仮称)の基本構想>

  1. 参加希望者には、諸連絡を行う都合上、原則としてメンバー登録してもらいますが、 真摯な熱意をもって参加し、都合の良い折をみて報告を引き受けてくれる人なら、 教員・学生(院生はもちろん学部生でも)を問わず参加できるようにします。
  2. さしあたりヨーロッパと東アジアにおける「法の継受」や「共通法の形成」に関連する研究論文(日本語・英語)を、 参加者自身の能力と関心に応じて紹介し合い、自由に議論することから始めます。 検討対象とする論文の具体的なイメージは別添(<テキスト候補の具体例>)のとおりです。 このような論文のなかから、参加者自身が自分の関心に応じて紹介する論文を選び、内容の「重点」を要約して報告します。 報告は30分程度、議論が30分から60分程度。
  3. 現時点の開催計画は以下のとおりです。 ①~③の研究会に、関心と都合に応じて、自由な頻度で参加してよいことにします。 なお、①の木曜5限研究会は水林・青木の学部ゼミと合同、 ③の金曜4限研究会は大学院法文化構造論総合問題と合同になります。
      ①木曜4限研究会:学部演習がある毎月最初の木曜、初回は5月10日
      ②水曜2限研究会:教授会のある水曜(原則第2水曜)、初回は5月16日
      ③金曜4限研究会:第3金曜、初回は4月20日
  4. 研究会の場所は、日時と人数に応じて、教室またはマーキュリータワー5FのCNER室(COE室)を使う予定です。
  5. 固い「組織」を極力作らず、運営にともなう「事務」を極力作らず、参加にともなう「義務」を極力作らず、 「やりたい人がやりたい事を自発的に研究する楽しさ」を何よりも大事にします。
  6. 留学生の参加も歓迎し、日本語のみならず英語による報告・発言もOKとします。

<連絡先>

趣旨に賛同し参加を希望する方は青木人志(cj00265@srv.cc.hit-u.ac.jp)まで直接メールでお知らせください。
なおメールソフトのヴァージョンにより上記リンクからメールを送信できない場合があります。
お手数ですが、その際はお使いのメールソフトにアドレスをコピー&ペーストし、件名欄に「研究会参加希望」と記入の上、メールをお寄せください。