学修と学位取得

 

 一橋大学大学院法学研究科の修士課程および博士後期課程を修了した者には,修士(法学)または博士(法学)の学位が授与されます。学位授与の要件は下記の通りです。

 

 

1 修士課程

 課程修了の要件は,2年以上在学し,30単位以上(演習8単位以上,研究指導4単位以上を含む)を修得し,かつ,必要な研究指導を受けた上,学位論文の審査及び最終試験に合格することです。

 

 修士論文においては,それまでに蓄積されてきた先行研究を丁寧に調べ,それらを十分に咀嚼した上で,独自の視点から批判的な検討を行うことが求められます。

 

 

2 博士後期課程

 課程修了の要件は,3年(法科大学院の課程を修了した者にあっては2年)以上在学し,20単位(法科大学院を修了した者にあっては14単位)以上を修得し,かつ,必要な研究指導を受けた上,学位論文の審査及び最終試験に合格することです。

 

 研究者養成コースの博士論文においては,大学等で研究・教育に従事することができ,独立の研究者として高度な基礎理論をふまえた先進的な研究を遂行できる能力を備えていると評価できるものであることが求められます。

 

 応用研究コースの博士論文においては,研究機関,国際機関,企業等で高度な専門能力を備えた職業人として活躍することが期待でき,実務的視点を重視した高度な応用的研究を遂行できる能力を修得していると評価できるものであることが求められます。