(1) 第1ステップ(2007年度) |
日中韓3国(以下単に「3国」という)のそれぞれの国内で蓄積された、「東アジアにおける法の継受と創造」や「東アジア共通法の基盤」に関連した研究成果と、3国外で発表された関連研究を調査して、従来の研究の到達点を確認すると同時に、その問題点と不足点を整理し、今後の研究の具体的方法を検討します。 |
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(2) 第2ステップ(2008年度) |
3国が19世紀以降、近代西洋法に直面せざるをえなくなったとき、各国がどのような反応を示し、西洋法のうちどの部分が継受され、それが各国固有の事情のもとでどのように変容したかを、基礎的法原理(法の支配、私的自治など)、公法、私法、司法制度、法曹教育などのテーマごとに研究します。 |
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(3) 第3ステップ(2009年度) |
時間的な視点を第2次世界大戦後に置き、2国におけるそれぞれの法の発展と相互交流について、上記の個別テーマごとに研究します。
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(4) 第4ステップ(2010年度) |
第1から第3ステップまでの成果をふまえ、3国における法の現状を分析し、それぞれの共通性と異質性を確認します。
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(5) 第5ステップ(2011年度) |
第4ステップで確認した共通面と異質面の認識を基礎に、東アジア共通法の基盤構築の可能性を探り、そのことにむけた3国間の協調・相互交流のあり方を検討し、具体的な提言を行います。
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